グローバルに活躍する、理工学コンピテンスを備えた人財を育成

工業と水産の技術者を養成する徳島科学技術高等学校。SSH を中心とした独自の専門教育を行いながら、進学でも就職でも成果をあげている。理工学コンピテンスの評価や独自ノートの開発などを通して、日本のものづくりを担う特色ある教育について聞いた。

ハイブリッド型教育システムで、世界をめざす技術者へ

儀宝 修

儀宝 修

徳島県立徳島科学技術高等学校 校長
徳島大学大学院工学研究科機械工学専攻修了。1987年徳島県立学校教諭として採用され、県教育委員会指導主事、教頭、校長、教育次長を経て、2020年から現職となる。

徳島科学技術高等学校は2009年、「世界をめざす技術者へ!」をキャッチコピーに、徳島工業高校・徳島東工業高校・水産高校の三校が統合して開校した、新しい専門高校だ。昨今企業が求める、高度で複合化された技術に対応できる人材の育成を目指している。教育内容に類似性のある工業高校と水産高校が統合することで、多様な進路に対応できる柔軟な教育が行えるようになったという。

同校では、進学希望者と就職希望者の両者を支援する「ハイブリッド型教育システム」を導入している。大学等への進学を通して将来の産業界を担う高度技術者と…

(※全文:1826文字 画像:あり)

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