グローバルに活躍する、理工学コンピテンスを備えた人財を育成
工業と水産の技術者を養成する徳島科学技術高等学校。SSH を中心とした独自の専門教育を行いながら、進学でも就職でも成果をあげている。理工学コンピテンスの評価や独自ノートの開発などを通して、日本のものづくりを担う特色ある教育について聞いた。
ハイブリッド型教育システムで、世界をめざす技術者へ
儀宝 修
徳島科学技術高等学校は2009年、「世界をめざす技術者へ!」をキャッチコピーに、徳島工業高校・徳島東工業高校・水産高校の三校が統合して開校した、新しい専門高校だ。昨今企業が求める、高度で複合化された技術に対応できる人材の育成を目指している。教育内容に類似性のある工業高校と水産高校が統合することで、多様な進路に対応できる柔軟な教育が行えるようになったという。
同校では、進学希望者と就職希望者の両者を支援する「ハイブリッド型教育システム」を導入している。大学等への進学を通して将来の産業界を担う高度技術者と…
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