徳島に居ながらにして、世界とつながる人材育成

人材育成、創業支援、経営相談等あらゆる方面から県内企業を支援する、とくしま産業振興機構。産学官連携の拠点として、各種の研究やリカレント教育の場を提供している。徳島県の企業人材育成について聞いた。

産学官連携に注力 高等教育機関と産業界の繋ぎ役に

田尾 幹司

田尾 幹司

公益財団法人とくしま産業振興機構 副理事長
1958年徳島県生まれ。徳島県東京本部長、県民環境部長を経て2018年4月より現職。2020年8月からは四国大学で徳島光・アート教育人材育成事業実施本部副本部長も勤める。

とくしま産業振興機構は、徳島県内の中小企業が時代の変化に的確に対応し、活力ある多様な事業活動を展開できるよう、新事業創出・経営革新・技術開発支援・販路開拓などを、総合的かつ一元的に支援することを目的として設立された。

さまざまな角度から県内企業を支援してきたが、中でも、徳島の地域課題である糖尿病克服に向け、文部科学省の補助を受け、徳島大学医学部などと2009年から10年にわたり、糖尿病の臨床開発拠点を作るべく「健康医療クラスター」の形成を推進してきたことは…

(※全文:2309文字 画像:あり)

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