開拓者精神の伝統を受け継ぎ、サイエンスリーダーを育成するSSH校

「Frontier Spirit(開拓者精神)」を校訓に、創立から常に新しい教育に挑戦してきた県立甲府南高等学校。今年度で17年目を迎える SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の活動を通じ、多くのサイエンスリーダーを輩出している。その挑戦の歴史と今後の展望を聞いた。

Frontier Spirit で、新しいタイプの普通科進学校に

早川 保彰

早川 保彰

山梨県立甲府南高等学校 教頭
1961年山梨県生まれ。1983年山梨県立学校理科(物理)教諭として採用。1998年から2014年現任校で理科・情報を担当、SSH・学年・進路・教務主任を歴任し山梨県立中央高等学校定時制副校長を経て、2017年より現職となる。

1963年、高度経済成長期の製造業の隆盛に合わせて創立された甲府南高等学校。「創立から58年というのは、まだまだ、若い学校かと思っています」と話すのは、教頭の早川保彰氏。

甲府には140年の歴史を持つ甲府第一高校という伝統校があり、地域の目はどうしても伝統校に集中する。創立当時、初代校長は新しい学校として、学究的で自由度の高い、新しいタイプの普通科進学校を作ることを目指し、「Frontier Spirit」を謳った。その伝統を受け継ぎ、現在でも校訓に…

(※全文:2096文字 画像:あり)

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