グループワークやインナー広報で、社員のモチベーションを醸成する急成長企業

日本国内の食用大麦(精麦)の販売シェア約6割を提供する、株式会社はくばく。近年、高まる健康志向を背景に国内外で事業を大きく成長させている。穀物のリーディングカンパニーとして業界を牽引する同社の人材育成戦略について、取締役の田邊征治氏に話を聞いた。

変化する社会と食に合わせて、独自開発を続ける

田邊 征治

田邊 征治

株式会社はくばく 取締役管理本部長
山梨大学卒業後、1995年はくばく入社。2007年より課長職にてカスタマーセンター、企画開発本部商品企画グループ、購買部を歴任し、2016年に経営管理部部長就任。2017年7月、小会社である株式会社萬屋醸造店取締役社長に就任。2019年6月はくばくに戻り現職就任。社員の人材育成、SDGs 推進に取り組んでいる。

精麦加工の国内最大手である株式会社はくばく。「穀物の感動的価値を創造し、人々の健康と豊かな食生活を実現する」ことを目指して、精麦、雑穀、乾麺、麦茶、穀粉等、多岐にわたる穀物事業を展開している。社名の「はくばく」は白い大麦を意味する。1953年、創業社長が健康に良い大麦の消費拡大を目指し、大麦を一粒ずつ半分に割って黒い筋を目立たなくして白米のように加工した「白麦米(はくばくまい)」を開発したことに由来する。

同社は大麦で終戦後の日本の食料不足を支え、その後…

(※全文:2552文字 画像:あり)

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