人間教育を基本に、世界に羽ばたくエンジニアを養成するSPH校

2020年度に創立から103年目を迎える、歴史と伝統ある甲府工業高等学校。100周年を機に「スーパー甲工」から「ハイパー甲府工業」へとビジョンをより高く掲げ、地域や日本の産業を支える技術者の育成に邁進する。2020年4月には専攻科も新設した同校の取り組みについて聞いた。

N・P・B・S を軸にした取り組み 「ハイパー甲府工業」へ進化

永田 典弘

永田 典弘

山梨県立甲府工業高等学校 校長
1984年山梨大学工学部精密工学科卒業後、横須賀市立工業高等学校教諭として勤務。1990年から山梨県立の高校教諭、県教育委員会指導主事、教頭、校長を経験。2020年から現職となり、山梨県工業教育部会長も務める。

1917年に創設され、長い歴史の中で産業界に多くの技術者を送りだしてきた山梨県立甲府工業高等学校。現在は、機械・電気・電子・建築・土木の5科を持ち、2020年4月には専攻科として創造工学科を新設した。また2017年度以降は、文部科学省の SPH(スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール)事業の指定校としても取り組んでいる。

「質実剛健」を校訓に、教育信条として「技術者となる前に人間となれ」を掲げる同校では、「スーパー甲工」を目指し、ものづくり・進学・部活動の…

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