オンラインで副業人材が中高生にキャリア教育、「はたらく部✕塾」始動

株式会社NTTドコモの社内新規事業創出プログラム「39works」で企画検証された、中高校生向けキャリア教育事業「はたらく部」は、東北進学ゼミナール(宮城県白石市)と業務連携を開始した。今回の連携を皮切りに、「はたらく部」として全国の塾との連携も強化していく。

「はたらく部」は、株式会社NTTドコモの新規事業開発プログラム「39works」の協力の元、株式会社アルファドライブが運営する中高生向けキャリア教育サービスだ。バーチャル空間で、現役社会人コーチと同世代の熱い仲間と社会について考えを深める中高生向けキャリアのオンライン部活となっている。全国どこからでも参加可能であり、住んでいる地域に関係なく、都市や地方で活躍している大人から学ぶことができる。

今回の連携の背景として、近年、総合学習の一部として、職業体験を実施するなど学校のキャリア教育は活発化している。中高生の段階から、社会に興味関心を持ち、挑戦を後押しする環境があることで、自分の将来やりたいこと・なりたい姿について、真剣に考えるきっかけとなる。

塾として全国初となる「はたらく部」との業務連携を開始した東北進学ゼミナールは、毎週土曜15時頃からキャリア教育情報をインスタLIVEで発信するなど、生徒一人ひとりに寄り添い、変化する社会を生きていくために必要な取り組みを工夫している。今回の連携により「はたらく部」として、東北進学ゼミナールに通う生徒に、社会に興味を持ち、将来の夢や目標を定めてもらおうという狙いがある。また、高校生にとっては、近年合格枠が拡大している総合型選抜への対策や、高校卒業後の就職において求められる能力の養成につながる機会を提供する。

「はたらく部」では本年度、全国の塾との連携を強化。塾で「はたらく部」を導入することで、アップセルや、これまでアプローチできなかった層へのアプローチなど、事業拡大に貢献するとしている。

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はたらく部・プレスリリースより