神山まるごと高専のスカラーシップパートナーにロート製薬と富士通が参画

私立高等専門学校「神山まるごと高専」は12月12日、同校の学費無償化を目的とした「スカラーシップパートナー」に、ロート製薬株式会社と富士通株式会社が参画することを発表した。両社は神山まるごと高専へ10億円を寄付・拠出し、学費の実質無償化に貢献する。 

来年4月開校予定の私立高等専門学校「神山まるごと高専」は、テクノロジー、デザイン、起業家精神を中心とした学習を通して、社会を切り拓く「モノをつくる力で、コトを起こす人」の育成を目指している。同校では、良質な教育を提供すべく教職員を取り揃えており、かつ私立の高専であるため、学生一人当たり年間200万円ほどの高額な学費がかかる。 

そうした状況の中、同校では、学費の存在で入学を諦めることがあってはならないと考え、奨学金基金と長期的な寄付によって学費の無償化を実現する「スカラーシップパートナー」を立ち上げた。今回の参画により、神山まるごと高専が計画するスカラーシップパートナーへの参画企業は8社となる。「スカラーシップパートナー」への参画企業・個人は引き続き募集している。

奨学金基金のスキーム図。画像はプレスリリースから。