武雄市と学校法人旭学園が覚書締結 25年4月の4年制大学設置目指す

武雄市は、2月15日(水)、学校法人旭学園との新たな教育連携事業に関する包括連携協定締結を発表し、同日締結式を行った。

武雄市内に、最短で2025年4月の開学を目指し、4年制大学を設置する。

設置が構想されている4年制大学は共学で、「韓国をはじめアジアのエンターテイメント、文化、政治、経済・経営など学ぶグローバル系の学部」と「新しい時代教育課題に対応する教育プロフェッショナル人材を育成する学部」の2学部を予定。

収容定員は400名で、キャンパス候補地は武雄市武雄町にある白岩体育館跡地。

学部の詳細は4月に発表予定としている。

学校法人旭学園は今年で創立126年。佐賀県内で短期大学、高校、2つのこども園を経営する。同法人が運営する佐賀女子短期大学では今年度に入り将来構想を立案する中で、学生獲得、キャンパスの老朽化、短大の在り方などの課題解決のために4大や共学化した新大学の設置について検討。パートナーとなる自治体等を探していた。

一方の武雄市でも、学びの選択肢の少なさや人口減少などへの解決策として学校誘致を積極的に進めてきた。

こうした中、今年4月の学長交代を契機に、包括連携協定(平成29年4月締結)に基づく新たな連携事業を進めるために協議を進め、佐賀女子短期大学と武雄市の学校設置に関する意向が一致し本覚書締結に至ったという。

23.2.16news1

左から/佐賀女子短期大学・今村正治学長、学校法人旭学園・内田信子理事長、武雄市・小松政市長(武雄市役所のプレスリリースより)