北海道大学、国際競争力強化へ公式サイト・ウェブマガジンを英語化

Wovn Technologies株式会社(以下、WOVN)が提供するWebサイト多言語化ソリューション『WOVN.io(ウォーブン・ドットアイオー)』が、国立大学法人北海道大学の大学院公式サイト、及び、ウェブマガジン「Ph.Discover」に導入され、英語での公開を開始する。北海道大学は2040年に向けた国際戦略を掲げる中、大学生や高校生に進路の選択肢として、また、企業向けに大学院生の研究成果など大学院生の魅力を英語でもタイムリーに情報発信することで、大学院生のさらなるプレゼンス向上を図る。

北海道大学は2040年に向けた国際戦略を掲げ、2021年10月にDX博士人材フェローシップが始まるなど、教育改革・組織改革・博士課程学生支援の強化に取り組んでいる。こうした中で課題となったのは、大学院生のキャリアに関する情報が十分でないという点だった。

これまで北海道大学大学院の情報は、大学院ごとに情報発信を行っており、大学院全体の情報を横串に入手できるWebサイトがなかった。また、日々の研究成果、卒業生の活躍状況などの成果を企業に発信できる機会も限られていた。こうした背景から、学生や企業に向けて大学院の魅力や活躍する学生の情報を発信するべく、2020年2月にウェブマガジン「Ph.Discover」を、2023年11月上旬には大学院の公式サイトを立ち上げる予定だ。

また、北海道大学大学院は留学生の比率が高い。このため、日々の学生のやりとりなども英語での情報発信が中心となっており、大学院の情報をWebサイト上で発信する上でも英語での情報発信が必須となっていた。

情報発信の強化によりコンテンツ量が増加する中、日本語と同じ内容を英語でも発信しようとすると、発信までのタイムラグが生じるだけでなく、翻訳に必要な運用のコストがかかる。こうした背景から、なるべく負担なく、かつ、タイムリーに英語化を実現できるソリューションとして、WOVN.ioが選定された。

WOVN.ioは、元となる Webサイトにスクリプトを1行挿入するだけで、Webサイトを自動で翻訳できるソリューションだ。コンテンツ量が増加する中でも、自動で翻訳を行うことができるため、運用にかかるコストを大幅に削減することが可能だという。運用負荷を低減し、タイムリーに情報発信できる点についても評価されている。

22.10.18news2

Wovn Technologies株式会社・プレスリリースより