2024年度「HRアワード」発表 企業人事部門の最優秀賞は旭化成の「新卒学部」
人事パーソン向け情報サイト「日本の人事部」を運営する株式会社HRビジョンは10月23日、2024年度「HRアワード」の受賞者を発表した。
HRアワードは、人と組織の成長を促す取組みを対象とした表彰制度。2012年から毎年実施され、今回は13回目となる。
エントリーのあった取組みを「明確かつ一貫性のある戦略や方針を描けているか」「人と組織の可能性を広げ、企業や個人の成長を促しているか」「新規性、独創性を有しているか」「継続性や拡大性を期待できるか」の4つの基準で評価。
評価には「日本の人事部」会員も投票を通じて参加。研究者やHRソリューション企業のエグゼクティブだけでなく、一般の人事パーソンの意見も反映されているのが特徴。
「企業人事部門」「書籍部門」「プロフェッショナル部門」(HR関連のサービス)の3部門から成る。「プロフェッショナル部門」にはさらに「人材採用・雇用部門」「人材開発・育成部門」「組織変革・開発部門」の3つの下位部門が設けられている。それぞれについて最優秀賞と優秀賞が授与される。
企業人事部門の最優秀賞は、旭化成株式会社の「新卒学部」の取組みに贈られた。
「新卒学部」はその名の通り、新卒社員が参加する自主的なゼミ活動。同社独自のオンライン学習プラットフォーム「CLAP」(Co-Learning Adventure Place)を活用。学習時間の増加、キャリア不安の低減などの効果が見られた。
その他の部門の最優秀賞は以下の通り。
【書籍部門】
古屋星斗『なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか 〝ゆるい職場〟時代の人材育成の科学』(日本経済新聞出版、2023年)
【プロフェッショナル部門】
・人材採用・雇用部門
株式会社ABABA「『不採用通知』がアドバンテージに! 就活の過程を評価するスカウトサービス『ABABA』」
・人材開発・育成部門
株式会社Schoo「自律型人材の育成や企業内の“学び合い”の文化醸成を目指すオンライン学習サービス『Schoo for Business』」
・組織変革・開発部門
オープンワーク株式会社「生の声から組織を分析、採用課題・組織課題を炙り出す『従業員クチコミレポート』」
詳細は以下から見ることができる。
https://jinjibu.jp/hr-award/prize.php
HRビジョン プレスリリースより