AI活用のHRテクノロジーが進化、「スキル」の証明が重要な時代に
米国ラスベガスで開催される世界最大の人事テックイベント「HR Techカンファレンス」を4年連続で視察している株式会社Every代表取締役CEO、松澤勝充氏にHRテクノロジーのグローバル最新動向と社会の変化、求められるリスキリングの取組みについて、話を聞いた。
海外のHRテクノロジー最新動向に
見るAIの進化と課題

松澤 勝充
株式会社Every 代表取締役CEO
1986年生まれ、神奈川県出身。青山学院大学を卒業後、2009年株式会社トライアンフへ入社。リクルーターとして、総合商社への出向などの経験を経て、2016年より帰任。最年少執行役員として営業・マーケティング・採用の3部門を管轄し、5年間で約300%の売上拡大、6倍の組織規模成長を経験する。2018年8月渡米留学、UC BerkeleyでHRを学ぶ機会に恵まれる。帰国後、2020年4月に株式会社Everyを設立し、人事特化型ビジネススクールEvery HR Academyを運営。保有資格:SHRM-SCP,SPHRi,GPHR 他。
── HRテクノロジーの最新動向について、どのように見ていますか。
Employee Experience(従業員体験)の向上が中心となっていることには変わりはありませんが、昨今では、生成AIがHRテクノロジーの話題となっています。中でも2024年度のHRテックカンファレンスで注目されていたのは次世代AI、“能動型AI(Agentic AI)”と呼ばれる技術です。私たちにとって身近なChatGPTはユーザーの質問に対して応答する仕組みですが、そうした受動的なAIに代わり、能動型AI(Agentic AI)は自ら次のアクションを打診・提案してくれるテクノロジーです。
(※全文:2218文字 画像:あり)
全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。
※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。