「コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー」、日立が大賞を受賞

株式会社日立製作所は、一般社団法人 日本取締役協会が主催する「コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー2022」(後援:経済産業省、金融庁、法務省、東京都、東京証券取引所/日本取引所グループ)において、東証プライム市場上場企業約 1800 社の中から大賞となる「Grand Prize Company」を受賞した。同表彰は、コーポレートガバナンスを用いて中長期的に健全な成長を遂げている企業を後押しする目的で、政府による成長戦略のひとつとして 2015 年度から実施されているものだ。今回、日立の取締役の多様性や取締役会の運営などが評価され、受賞に至った。

また、「Winner Company」には野村総合研究所と村田製作所、「特別賞・経済産業大臣賞」には荏原製作所、「特別賞・東京都知事賞」はクボタが受賞した。

Grand Prize Companyに選出された日立製作所について、審査委員の伊藤邦雄氏(一橋大学名誉教授)は、「わが国のガバナンス改革は『形式』から『実質』への転換が叫ばれて久しいが、日立製作所はいずれも備えている数少ない事例として高く評価できる。取締役会の外部メンバーの多様性(スキル、国籍、ジェンダー)だけでなく、取締役会事務局のレベルが高い。事務局の存在は目立たないが、『執行と監督の分離』を支え、取締役会の実効性に少なからず寄与する。近年の同社の上場子会社への徹底した取組など、ガバナンスのレベルの高さを雄弁に物語っている」と述べている。

23.1.17news1

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