森の学校みっけ 5つのつながりで「生きる」に必要な体験と知識を

2022年4月、徳島県神山町にオルタナティブスクール「森の学校みっけ」が開校した。それは「地球とつながる」「いのちとつながる」「私とつながる」「人とつながる」「地域とつながる」という5つのつながりを大切にし、「生きる」に必要な体験と知識をもたらす学校だ。

神山町に開校した
新しいオルタナティブスクール

松岡 美緒

松岡 美緒

NPO法人みっけ 代表理事
1992年生まれ、東京出身。イギリスで国際開発学専攻大学院を修了後、パキスタンの平和構築NGOに従事。南アフリカで出会ったパーマカルチャーに衝撃を受け、帰国後、千葉でパーマカルチャーデザインコース、カリフォルニアでEdible Schoolyard(食育菜園)の研修を修了。徳島県神山町に移住し、2022年4月に「森の学校みっけ」を開校、2023年3月にNPO法人みっけを設立。

人口約4700人、徳島県の山間に位置する神山町において、2022年4月に新しいオルタナティブスクール「森の学校みっけ」が開校した。オルタナティブスクールとは画一的な教育ではなく、個人を尊重し子どもが本来持っている探究心に基づいて、自律的・主体的に学びが展開される学校だ。

森の学校みっけは小学校1~6年生を対象に、週5日制で体験型・教科横断型の学びを提供している。全国から入学者が訪れ、2024年9月現在、21名の子どもが通う。公教育とも連携し、みっけに通う子どもたちは地元の公立校に在籍し、みっけが毎月活動報告するなど出席日数に数えられる学校を増やしている。

NPO法人みっけの代表・松岡美緒氏はイギリスの大学院を修了後、…

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