徳島大学 地域から世界の課題解決へ 未来志向で共創・実践を促す

自主と自律の精神に基づき、真理の探究と知の創造に邁進する徳島大学。地域特性を活かしながらも、世界に開かれた大学として、さらなる飛躍を目指す。教育研究の強化や産官学連携および地域連携の展開について、2022年から同大を牽引する河村保彦学長に聞いた。

創造・自主・共創を理念に
イノベーションの力を育む

河村 保彦

河村 保彦

徳島大学長
1978年に信州大学理学部化学科を卒業し、その後東北大学大学院理学研究科にて修士・博士の両課程を修了(理学博士)。2003年から徳島大学工学部教授、2020年同大学理事(副学長)等を経て、2022年4月から国立大学法人徳島大学長に就任。専門は有機化学。

──未来を切り拓く人材育成に向け、どのような教育に力を入れていますか。

本学は2023年、「INDIGO(インディゴ)宣言」を策定しました。日本の伝統色として、さらに「JAPAN BLUE」として世界にも知られる藍は、徳島を代表する産業です。その藍の英語であるINDIGOの各文字に、Integrity(誠実さ)、Noble and Novel(高潔さと斬新さ)、Dynamism and Diversity(活力と多様性)、Inclusive(寛容)、Global(世界へ発信)、Open(開かれた徳島大学)という本学のあるべき姿を象徴する6つのキーワードを込めました。教育においても、…

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