生成AIは「企画業務の革命」、文系的な仕事が大きく変わる
デジタル人材育成学会会長を務める千葉工業大学、角田仁教授は「生成AIはアイデアや創造性の発揮に効果的なツールであり、文系的な仕事や企画業務を変える点で大きなインパクトを持つ」と語る。これからの時代に求められるスキルや人材像について、角田教授に話を聞いた。
全てのビジネスパーソンに
デジタルリテラシーが不可欠
角田 仁
── デジタルリテラシーやデジタルスキルに関する日本の現状について、どのように見ていますか。
私はデジタルリテラシーやデジタルスキルについて、3つのレベルで捉えられると考えています(図表1)。
1つ目が、全ての人々が生活するためのデジタルリテラシーです。高齢者を含めて、あらゆる人にデジタルを使いこなす能力が求められています。この点に関して、いわゆるデジタルデバイドの問題も言われていますが、私はそれほど心配していません。ある程度、時間が解決する問題だと思います。
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