JTB、中高生向け企業訪問の学習教材を学校教員と共同開発

株式会社JTBは、現役小学校教諭の正頭英和氏他と共同して、「企業訪問」を行う中学高校のための事前事後学習教材『ことばdeスナイパー』を開発し、7月3日より、全国の中学高校向けに発売する。JTBは同教材を通して、キャリア教育や探究学習の一環として企業を訪れる中高生の学びの充実を図るとともに、受け入れ企業にキャッチコピーづくりを題材としたZ世代(一般的に1990年代中盤以降に生まれた世代)との双方向コミュニケーション機会を提供する。

『ことばdeスナイパー』は、キャリア教育や探究学習の一環として「企業訪問」を実施する中学高校の生徒が、訪問先企業や商品の魅力をキャッチコピーで表現するための事前事後学習教材だ。事前授業では、身の回りにあるキャッチコピーを題材にキャッチコピーへの理解を深め、キャッチコピーづくりに必要な要素やインタビューのポイントを学ぶ。

事後授業では言葉で心を惹きつけるポイントを学んだ後、訪問先でのインタビュー内容をもとにグループに分かれてキャッチコピーづくりに取り組む。生徒は自分たちでつくったキャッチコピーを、訪問先企業に送ることもできる。

『ことばdeスナイパー』活用の効果として、生徒に「企業の魅力をキャッチコピーで表現せよ」という課題を与えることで、「面白そう」「やってみたい」という感情を引き起こし、積極的な参加意欲を引き出すことができる。また、先生は用意されたスライドに沿って授業を進めればよく、大きな負担なく取り入れることができるほか、先生独自のアレンジを加えれば、より効果的な授業とすることもできるという。さらに、企業は、生徒が考えたキャッチコピーを通して、自社が若い世代にどのように受け止められているかを把握でき、届いたキャッチコピーをプロモーション活動などに利用することができるとしている。

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株式会社JTB・プレスリリースより