富士見市の『教育データの利活用に関する共同実証』を実施 NTT東日本

富士見市と東日本電信電話株式会社 埼玉事業部(NTT東日本)は2月27日、2021年5月13日に締結した多分野連携に関する協定に基づき、富士見市教育委員会が保有する教育データを活用した共同実証の実施を発表した。

富士見市とNTT東日本は、多分野連携の一項目である「学校教育の充実に関すること」において、ICTを基盤とした先端技術やビッグデータの効果的な活用を検討。全国的な課題である「体力向上」は、市内の学校でも課題となっていたことから、教育ビッグデータを活用し、教職員の指導や教育施策の研究を進めるために共同実証を実施することとした。 

共同実証では、富士見市教育委員会が保有する教育データ(身長や体重、体力テストの結果等の記録)を活用し、富士見市内3校をモデル校として、児童生徒の体力との因果関係等について、データの可視化及び分析を通じて、教職員が指導法の工夫改善に活かすことができるかを実証する。 

共同実証の期間は2023年2月14日から2023年3月31日。得られた分析結果をもとに、児童生徒の体力格差や、体力低下の要因と考えられる情報を学校に提供し、校内でも分析をすることで、学校教育活動における児童生徒の体力向上に向けた取組の改善に繋げていきたいとしている。

23.2.28news1

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