デジタル人材として活躍を目指す女性を支援 SAPジャパン等

アビームコンサルティング株式会社、SAPジャパン株式会社、株式会社SHIFT、株式会社MAIAは、育児や介護をはじめとした様々な事情により就労に課題を抱えている全国の女性を対象に、今後、更なる需要が見込まれているSAP女子(人材)として育成・就労支援事業を開始することを発表した。今回のプログラムは、地域の自治体・企業と連携しながら、日本全国に展開を予定しており、初めは沖縄県から実施する。

厚生労働省の発表によると、新型コロナウイルス感染症の感染拡大及び2020年4月の緊急事態宣言下の社会経済活動の停滞に伴い、休業者数は420万人と急増し、就業者数も減少の傾向にある。特に、非正規雇用労働者数は大幅に減少し、その傾向は、男性に比べて女性に現れており、依然として減少傾向にある。その要因の一つとして、宿泊業、飲食サービス業、生活関連サービス業等は感染拡大の影響を大きく受けた業種であり、その多くを占める女性の非正規雇用労働者の雇用が失われたとされている。

今回のプログラムは、このような状況にある女性を対象とし、とりわけ人材確保が急務とされるSAP女子(人材)として育成することで、スキルアップと新たな就労機会を提供。これにより、一人でも多くの女性と企業を繋ぎ、雇用機会を生み出し、不足するSAP人材を確保するとともに、女性の雇用問題の解決に貢献する。

今回のプログラムを開始する沖縄県では、観光をはじめとする「第3次産業」の割合が高いことなどから、リモートワークや時短勤務などの柔軟な働き方が可能な職種が少ない傾向にある。そこで、同プログラムを実施することで、地方創生のための人材育成支援、雇用創出、さらには多様な働き方を選択できる社会の実現に寄与する計画だ。

21.9.8news2

SAP女子の育成から働く場の創出と人材マネジメントまでを一貫して実施する。