社会人の学習継続率を高める オンライン教育の仕掛けと工夫

東京通信大学はフルオンラインで履修可能な教育プログラムを提供し、数多くの社会人が在籍。90%以上の学習継続率を達成している。同大学の取組みや、社会人にとってのオンライン教育の可能性について、情報マネジメント学部 学部長の加藤泰久氏に話を聞いた。

国として高い目標を掲げ、
GXやDXなどを推進

加藤 泰久

加藤 泰久

東京通信大学 情報マネジメント学部 学部長/
メディア教育支援センター センター長
1964年生まれ。京都大学大学院工学研究科応用システム科学専攻修士課程修了、スタンフォード大学大学院教育学研究科学習・デザイン・技術専攻修士課程修了、熊本大学大学院教授システム学専攻博士後期課程修了。博士(学術)。1990年日本電信電話株式会社情報通信研究所入社。音声処理・教育・検索システム等の研究開発に従事。NTTラーニングシステムズにおいてスマホ・タブレットを対象とした教育サービスManavino(マナビノ)のシステム開発・運用を担当した後、UX/サービスデザインの研究開発、産学連携の推進業務を担当。2018年4月より東京通信大学開学に伴い、情報マネジメント学部教授。

── 社会人の学びの手段としてオンライン学習が浸透しています。東京通信大学では、コロナ禍の前からオンライン学習を提供されてきました。

本学は2018年4月に開学した通信制の4年制大学です。情報マネジメント学部、人間福祉学部の2学部があり、各学部の1年次の定員は400名、編入学が200名(情報マネジメント学部は2024年度から入学定員850名、編入定員300名)です。社会福祉士など特定の資格を目指す学生以外は、フルオンラインで履修可能です。

(※全文:2218文字 画像:あり)

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