学生起業家が塾ビジネスに挑戦 沖縄に豊かな教育環境を

地元・沖縄の教育格差を解決するため、前田龍吾氏は慶應義塾大学2年次に休学し、那覇市で学習塾NEXTGENERATIONを立ち上げた。塾事業は新しい教育を生み出すための「ラボ」でもあり、今、生徒の進路探究をサポートする新しいモデルの開発を進めている。

沖縄の教育格差を解決へ
大学を休学して学習塾を設立

前田 龍吾

前田 龍吾

学習塾NEXTGENERATION 代表
沖縄県出身。高校卒業後、慶應義塾大学商学部への進学を機に上京。沖縄と東京でのあらゆる面での機会格差を感じ、大学2年次に休学して沖縄で学習塾NEXTGENERATIONを創業。県外難関大学中心に合格者を輩出している。

沖縄県出身の前田龍吾氏は、慶應義塾大学商学部2年次に休学して沖縄で学習塾NEXTGENERATION(ネクストジェネレーション)を立ち上げた。もともと起業を志したのは那覇国際高校3年の時、学生起業家になった先輩と話し、「自分も起業したい」と考えたのがきっかけだ。

「大学進学後、たくさんの起業家の方々に話を聞きに行きました。そして、自分は『何のために起業するのか?』という問いに向き合う中で、やはり故郷・沖縄のために何かをしたいと考えました」

前田氏は高校時代、学校で100番台だった成績が1年後に学年1位まで上がり、…

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