アートプロジェクトで戦争の惨禍を「観念」ではなく「事」として体感
第2次大戦中、国内で唯一地上戦が行われた沖縄。悲惨な記憶を継承すべく平和教育が盛んだが、体験者の高齢化やマンネリ化など課題も多い。その解決策となりうるのがアートプロジェクトだ。
平和教育をめぐる課題とその
解決策としてのアートプロジェクト

金城 満
琉球大学 教職大学院 教授・美術家
沖縄県生まれ。琉球大学大学院修了。美術教師として中学校10年、高校25年勤務。2020年より現職。2018年第55回沖縄タイムス教育賞、2014年光州ビエンナーレ招待出品作家、2013年辰野千壽教育賞優秀賞、2003年松下視聴覚教育研究財団・第15回理事長賞(共同研究)、2001年松下視聴覚教育研究財団・第27回実践研究助成(共同研究)、1999年記録映像「石の声」下中教育映像助成、1995年沖縄県女性総合センター緞帳原画作成。1986年より差別、暴力、教育等をテーマに個展20回。
筆者は沖縄県の中学校、高校で美術を教え、自らも作品を発表してきた。現在は琉球大学の教職大学院で教育・研究にあたっている。
(※全文:2605文字 画像:あり)
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