沖縄の貧困問題を解決へ ITエンジニア養成スクールを展開
沖縄が抱える「地理的な制約」「教育機会の不均衡」「県民所得の低さ」などの社会課題を解決するため、齋藤匠氏は2023年3月にNPO法人Everyone.Engineerを設立。シングルマザー等を対象としたエンジニア養成オンラインスクールを展開している。
エンジニアへの道は
多くの人に開かれている

齋藤 匠
NPO法人Everyone.Engineer 理事長
1979年生まれ。10年間富士ソフトでシステム開発やプロジェクトマネージャーの経験を積んだ後、自社開発をするためサイバーエージェントに入社。技術責任者のほかエンジニア育成や人事などを経験。2023年、特定非営利活動法人Everyone.Engineerを設立し、沖縄の貧困問題解決に向けたエンジニア養成を開始。
NPO法人Everyone.Engineerの理事長、齋藤匠氏は富士ソフトを経てサイバーエージェントに入社し、エンジニア育成や人事に携わったキャリアを持つ。
「新卒採用を担当した際、『自分は文系だから』などの理由でエンジニアを諦める若者に多く出会いました。でもエンジニアという職種は、高い専門性が求められる分野はもちろんありますが、それだけでなく、未経験者でも努力してスキルを身につければ十分に通用する領域もあります。エンジニアとして活躍できる可能性は多くの人に開かれていますから、若者がエンジニアへの道を諦めなくてもよい環境をつくりたいと考えていました」
そうした思いを抱えていた齋藤氏は2019年の頃、沖縄有数のIT企業であるレキサスの社長・比屋根隆氏(現在、Everyone.Engineer理事も務める)に出会う。2人は沖縄の地域課題解決やエンジニア養成への思いで意見が一致し、…
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