文科省、デジタル学修歴証明書に関する調査研究の報告書を発表

文部科学省は 5月29日、「大学等における学修歴証明書のデジタル化の導入及び普及展開に関する調査研究」の報告書を発表した。

調査研究は2023年度先導的大学改革推進委託事業の一環で、NTTビジネスソリューションズ株式会社に委託され、同社と公益財団法人未来工学研究所により共同で実施された。

人口減少や産業構造の変化、雇用の流動化に伴い、学び直しの重要性が高まっているが、学び直しを適切に評価するためには、学修歴や、必要とされる能力・学びの可視化が欠かせない。このような観点から近年、大学等の卒業・修了証明書や成績証明書、各授業科目・講座等の履修証明書、さらには検定・資格等の証明書など、学修歴証明書のデジタル化が提案されている。

報告書は、大学等の経営、システム、教務、国際、就職などの部門でデジタル学修歴証明書導入のための手引きとして活用できるよう、ガイドブック形式で構成。8章立てで、第1・2章では学修歴証明書のデジタル化の国内外における現状や利点・目的について、第3・4・5、8章ではシステムの構築や導入、発行・管理・活用の具体的な方法について、第6・7章では同調査研究の一環として行われた実証実験とシンポジウムの成果についてまとめている。

報告書は以下から読むことができる。

https://www.mext.go.jp/content/20240529-mxt_daigakuc01-000036213_1.pdf

 

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