文科省に教員志望の学生等のヒアリング求める要望書手交 日本若者協議会

日本若者協議会は11月8日、中央教育審議会「質の高い教師確保特別部会」の中で、教員志望の学生や現役教員に対してヒアリングの実施を求めて、同日、文部科学省に要望書を手交したことを公表した。

教員の長時間労働是正や教員不足解消等に向けた議論がされている中央教育審議会「質の高い教師確保特別部会」では、今年8月に「緊急提言」が発表された。

要望書では、「その議論の過程では、当事者である教員志望の学生の声が反映されておらず、現役教員を代表する団体も議論に参加していない」と指摘。

また、日本若者協議会では「緊急提言」の内容が当事者である教員志望の学生や教員の期待に見合ったものなのか、独自にアンケートを実施、その結果、回答者1,427名(教員志望の学生174名、教員1,253名)のうち、6割の教員志望の学生が「期待に見合っていないor期待以下」と回答し、約8割の教員が「期待に見合っていないor期待以下」と回答した。 

こうした背景のもと、要望書では、同部会の中で、関係団体にヒアリングを実施する回を設け、そこに教員志望の学生や現役教員が参加するようことを求めている。当日は、日本若者協議会の室橋祐貴代表理事のほか、教員志望の高校生や現職教員(小・高)、元教員の大学院生などが訪問した。要望書の詳細はURL先を参照。

https://youthconference.jp/archives/7367/

231110news1

画像は日本若者協議会ウェブサイトから。