東京通信大学、通学不要の「オンライン履修証明プログラム」を開始

2018年4月に開学した通信制大学の東京通信大学は、2022年12月14日、2023年春から「オンライン履修証明プログラム」を開講、同日から募集を開始することを発表した。

来春から開始されるこのプログラムは、オンライン完結型教育プログラムとして、科目等履修生として所定の単位を取得後、申請を行うことで学校教育法に基づく履修証明書が発行されるもの。

キャリア形成につながることを目指したプログラムとして、現代社会で要となる「情報」「福祉」2つの分野を軸に、DX人材育成・リテラシー、AI・データサイエンス・リテラシー、マーケティング、地域福祉推進、福祉住環境コーディネート、食環境推進、と幅広い領域で開講する。

修了後には学修歴のデジタル証明・認証「オープンバッジ」が授与される。オープンバッジは世界共通の技術標準規格に沿って発行されるデジタル証明・認証で、学修履歴や資格に関するデータとして授与され、専用の「オープンバッジウォレット」で一元管理される。授与されたオープンバッジは修了証明として活用することで、その人のスキルを学修歴として可視化することができる。

リスキリングに注目が集まる一方で、社会人にとっては仕事との両立がハードルの一つになるとの指摘もある。オンライン完結型のプログラムはそうした社会人のニーズも汲んだものといえる。また、オープンバッジで修得スキルを証明できる点もキャリアアップ・キャリアチェンジを目指す人にとって強みとなるため、こうした対応をとるプログラムが増えることになりそうだ。

22.12.15news2

「オンライン履修証明プログラム」のホームページ