高校生がメタバース空間でアイデア創出、広島で産学連携PJが開始

株式会社白球(本社:東京都目黒区)は、広島県内の4つの商業高校と共同で「生徒が社会でも通用する個別のスキルアップ」を目指す「広島メタスクールプロジェクト」を開始した。本取組は、4校の生徒が入り混じったメタバース環境で実施され、各生徒は校名や名前を伏せたアバターとして参加する。普段の属性や周囲の目を気にすることなく、自由に意見を表明することを通じて、生徒個人の「考え抜く力」や「人に伝える力」を養い、チームではなく個人で課題に取り組む姿勢を身につけることを目指している。

また、今回の教育プログラムに参画する企業にとっては、社会ではなかなかアプローチできない高校生やZ世代と密接に議論することで、定性リサーチ・アイデア共創・新商品開発・プロモーションなどあらゆる企業活動をサポートする場となる。現役高校生から出される忖度のない意見やアイデアを聞くことは、課題を抱える企業側にとってもメリットになり得る。

今後、株式会社白球は、学校と企業が連携した独自の社会事業モデルの構築に向け、事業パートナーである三井物産株式会社と事業展開に向けた検証を加速する。白球と三井物産は今回の取り組みを広島県内全域〜全国に向けて展開するべく、企業と生徒が利用できるプラットフォームの構築を進めていく。プラットフォーム化に向けては、三井物産グループのMoon Creative Lab Inc.が運営する「メタジョブ!」が保有するデジタルワークを推進するための仕組みを今回の取り組みに向けて改修することで、スピーディな実装を実現するとしている。

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株式会社白球・プレスリリースより