世界の学校用文房具市場、2021~26年で年平均約4%の成長見込み

株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「学用品市場:世界の業界動向、シェア、規模、成長、機会、予測(2021~2026年)」(IMARC Services Private Limited)の販売を9月9日より開始した。

同レポートによると、世界の学校用文房具市場は、2020年に855億米ドルの規模に達した。 今後、2021年から2026年の間に市場は約4%のCAGR(年平均成長率)で成長すると予想されている。

学校用文房具には、紙、ペン、鉛筆、消しゴム、削り器、スケッチペン、筆箱、ノートなどがある。それらはすべての年齢層の学生にとって不可欠なツールであり、教育システムには欠かせないものだ。消費者のブランド意識の高まりや、多様なカスタマイズオプションの提供などの要因が、学校用文房具市場の成長を促す主な要因の一つとなっている。

また、様々な子供向けテレビチャンネルとのライセンス契約により、人気アニメのキャラクターを文房具製品にプリントできるようになるなど、強力なマーケティングおよびブランド構築キャンペーンも、市場の成長を促進すると考えられる。

さらに、主要メーカーは、市場での競争力を高めるために、革新的な製品の開発に力を入れている。例えば、油絵具、クレヨン、スケッチペン、水彩絵具、絵筆などのメーカーは、持続可能で環境に優しい製品を発売。その他、市場を牽引する要因としては、世界的な識字率の向上、教育費の増加、積極的なプロモーション活動、デザインの革新などが考えられている。

21.9.13news3