兵庫・大阪の4市、教育現場での実践的SDGsアクションを提言

教育現場をSDGsの実践の場とし、脱プラスチック、食品ロスの削減及び環境教育の推進を図るため、兵庫県西宮市・兵庫県尼崎市・大阪府豊中市・大阪府吹田市の4市長名で文部科学省と農林水産省、経済産業省、環境省、大阪府、兵庫県、両府県教育委員会、両府県牛乳協会へ提言を行った。

府県を越えて隣り合う、西宮市、尼崎市、豊中市、吹田市の4市は、全国で唯一4つの中核市が隣り合うことから、この圏域を4市の頭文字を西から東に順番に並べて「NATS(ナッツ)」と表現している。4市を合わせた人口は約170万人にも上る。

NATSの4市は、府県の枠組みを越えた新たな都市間ネットワークを形成し、市民サービスの向上や各市が抱える課題の解決に向け、連携して取り組んでいくことを目指しており、喫緊の課題である地球温暖化問題の解決に向けて、府県を越えて広域的に施策を展開している。持続可能な社会を実現するため、基本協定を7月29日に締結し、その具体的な取り組みとして次の提言を行った。

(1)学校給食用牛乳について、付属するプラスチックストローが不要な製品の開発や、代替品に置き換える対策を講じること

(2)教育現場で食品ロス削減を進める上で、給食により発生する食品廃棄物のリサイクルを広域的に推進するとともに、自治体の取組を支援すること

(3)SDGsの視点に立った環境学習、環境教育のさらなる推進を図ること

21.10.11news1

豊中市・プレスリリースより