第6回ヨーロッパ女子情報オリンピック日本代表が金メダル等獲得、文部科学大臣特別賞の受賞者も決定

文部科学省は2026年5月19日、国立研究開発法人科学技術振興機構を通じて支援する国際的な科学技術コンテストにおいて、イタリアのチェゼナーティコで開催された「第6回ヨーロッパ女子情報オリンピック(EGOI)」に参加した日本代表選手が金メダル等を獲得したと発表した。これに伴い、特に優秀な成績をおさめた選手に対して授与される文部科学大臣特別賞の受賞者4名が決定している。共同発表機関は一般社団法人情報オリンピック日本委員会である。

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今大会は2026年5月12日から5月18日までの期間に開催され、68か国・地域から248名の選手が参加した。競技は2日間にわたり行われ、選手は各競技日に5時間で4問のプログラミング課題に挑戦している。出題される問題は実社会の課題を模したものであり、C++やPythonを用いて効率的なアルゴリズムを設計し実装する数理的な問題解決能力が求められる。

日本代表選手4名の受賞状況および詳細は以下の通りである。金メダルを受賞した洛南高等学校2年の籏智里奈さん、銀メダルを受賞した筑波大学附属高等学校3年の盧馨儀さんと北海道札幌南高等学校2年の藤居快さん、銅メダルを受賞した久留米大学附設高等学校2年の谷瞳さんの4名全員が、文部科学大臣特別賞の受賞者として決定した。

ヨーロッパ女子情報オリンピックは、高等学校3年に相当する学年以下の女子を対象としたプログラミング大会であり、2021年の第1回スイス大会がオンラインで開催されたのを皮切りに毎年実施されている。日本は第1回大会から連続して参加しており、本年は6回目の参加となる。これまでの日本代表の成績は、2023年の第3回スウェーデン・ルンド大会が金メダル1名・銀メダル3名、2024年の第4回オランダ・フェルトホーフェン大会が金メダル1名・銀メダル2名・優秀賞1名、2025年の第5回ドイツ・ボン大会が金メダル2名・銅メダル2名となっている。

日本国内において、この大会への派遣選手選考会を兼ねているのが、2021年から開催されている「日本情報オリンピック女性部門(JOIG)」である。情報科学に取り組む女子中高生を奨励する目的で実施されており、与えられた課題に対する性能の良いアルゴリズムの設計と、適切なプログラム実装を競う内容となっている。

次回となる2027年ヨーロッパ女子情報オリンピックの代表選手を選抜する「2026/2027年国内予選(日本情報オリンピック第7回女性部門ステップ1)」は、2026年9月12日から2回にわたり実施される予定である。この予選の参加申込受付は、2026年7月1日より開始される。