桐蔭横浜大学 「小論文を事前に指導・添削する」選抜方法を導入

桐蔭横浜大学は新設する現代教養学環において、今年の総合型選抜で「小論文を事前に指導・添削する」新しい選抜方法を導入する。「学びの環入試」と呼ばれるこの選抜方法では、オープンキャンパスの来学者(高3生)を対象にしたワークショップ型の授業を実施し、その成果を小論文として後日、電子メールもしくは郵送で提出することを求める。

ワークショップ担当教員の数度の添削を経て、学環が定める基準をクリアしたと認められれば「修了証」を発行。学環の総合型選抜では小論文試験が課されるが、この修了証があればそれが免除される仕組みだ。「育成型入試」は他大学でも見られるが、このように入試前にアカデミックスキルが育成される仕組みは例がなく、獲得したスキルは他大学受験においても役に立つと見込まれる。

桐蔭横浜大学では、この選抜方法を9月・10月・12月・2023年3月の総合型選抜で実施。ワークショップは8月20・21日のオープンキャンパスの午前・午後に計4回、テーマを変えて実施する(ワークショップのテーマ:8月20日「地域社会学」「国際コミュニケーション学」/21日「心理学」「マーケティング学」)。

桐蔭横浜大学・森朋子学長は「新設の現代教養学環を象徴する、学びの芽を伸ばして育てる試みです。本学を受験する・しないに関わらず、思考力と表現力を磨くチャンスとして捉えてほしい」としている。

22.8.5news3

桐蔭横浜大学のキャンパス。
Photo by Hasec

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