大学の教学マネジメント構築を支援 キヤノンITS

キヤノンITソリューションズ(以下、キヤノンITS)は、教育機関向けソリューション「in Campusシリーズ」の新しいサービスとして「in Campus IR」を2021年11月下旬から提供開始する。

大学において「学修者本位の教育」への転換が求められる中、成績評価の信頼性の確保や学修成果の把握・可視化、それらについてのエビデンス(証拠や根拠)を示す必要があるとされている。こうした背景から、大学のさまざま成果や課題を可視化し、分析するための機能として多くの大学がIR組織を設置して大学改革を推進している一方で、「人手が足りない」「データが散在している」「予算面の確保」といった課題が出てきている。

キヤノンITSは、このような課題を解決すべく、同社の教育機関向けソリューション「in Campusシリーズ」に、主体的な学びを促進するため全学的な教学マネジメント構築を支援する「in Campus IR」をラインアップに拡充する。同サービスは、「基本導入サービス」をはじめ、「データ連携サービス」、「ダッシュボード作成サービス」、「業務支援・コンサルティングサービス」といった各種サービスを用意し、各大学の環境や用途に合わせ導入することができる。 

同サービスでは、大学内に保持されているデータ資産を一元的・統合的に蓄積するデータベースを提供する。入試、教務・学務、就職、図書館など、さまざまな学内システムのデータを一つに集約し、統計・分析、各種報告資料の作成が可能となる。これにより、経年変化の定点分析のみならず、学修者本位の教育の実現ため、改善施策の分析・仮説立案・効果測定を行うといったデータに基づくエビデンス経営・活動の基盤サービスとして利用できる。

21.9.24news2