大学教員というキャリア 大学院での学び直しの意義

企業でAI研究開発・コンプライアンス・社内教育を横断的に経験し、学び直しを経て大学教員へ。教育と研究を融合し社会に還元する道のりを振り返りつつ、学び直しの意義などを紹介する。

大学教員への道

鈴木 健二

鈴木 健二

東京科学大学 データサイエンス・AI全学教育機構 特任教授
名古屋大学数理・データ科学・人工知能教育研究センター客員教授、ソニーグループ(株)Principal Researcher。在職中に中央大学法学部卒業、社会構想大学院大学実務家教員養成課程修了。筑波大学大学院法学学位プログラム(博士前期課程)在籍中。1970年神奈川県小田原市生まれ。博士(工学)、学士(法学)。

東京大学大学院工学系電子工学専攻博士課程を修了後、日本とフランスの研究所を経て、自由なキャリアが歩める民間企業に就職しました。企業では、主にライセンス交渉、標準化団体での法務・知財、AI・データコンプライアンスに携わりました。また、AI技術開発など多岐にわたる経験を積んできました。AI開発においては、説明可能なAIや機械学習における公平性などのAI倫理に関する研究開発リーダーとして従事しました。在職中に中央大学法学部を卒業し、社会構想大学院大学実務家教員養成課程を修了しました。また、2018年ごろから、企業内ではAI倫理やAI・データと法に関する社内教育にも携わってきました。企業だけでなく、大学生への指導意欲が湧き、大学教員を目指すことになりました。

(※全文:2444文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。