社会人のリカレント教育支援を拡充、令和5年度概算要求を公表 文科省

文部科学省は8月30日、令和5年度予算案の概算要求の概要を公表した。教員業務支援員(スクール・サポート・スタッフ)の予算を前年度(45億円)から倍増の103億円を計上、24,300人(前年10,650人)の配置による働き方改革の実現を目指すほか、GIGAスクール運営支援センターの機能強化に102億円を盛込み、学びのDXを実現していくための支援基盤構築を通じて、地域や学校ごとによるICT活用の格差解消を狙う。

文部科学省関係予算5兆8,949億円のうち、文教関係予算は4兆3,589億円を計上、前年度の4兆64億円から、3525億円増額している。高等教育関連では、新規事業「成長分野をけん引する大学・高専の機能強化に向けた継続的支援策の創設」として100億円を計上。デジタル・グリーン等の成長分野をけん引する高度専門人材の育成に向けて、意欲ある大学等が成長分野への学部転換等の改革に躊躇なく踏み切れるよう、複数年度にわたる継続的・機動的な財政支援を行うため、基金を含め継続的支援策を創設するとしている。 

また、社会人のリカレント教育では、「成長分野における即戦力人材輩出に向けたリカレント教育推進事業」(1,422百万円(新規))、②「専門職業人材の最新技能アップデートのための専修学校リカレント教育推進事業」(404百万円)、「成長分野における大学院教育のリカレント機能強化事業」(660百万円)と3つの新規事業を盛りこむなど、「リカレント教育等社会人の学び直しの総合的な充実」に127億円(前年度96億円)を計上している。概算要求の詳細は下記で確認できる。

https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420668_00004.html

22.8.31news1

画像はイメージ。Photo by stnazkul /Adobe Stock

【編集部からのお知らせ】
アンケート回答で「先端教育オンライン」3ヶ月無料!
アンケート回答はこちらから↓↓↓
https://forms.office.com/r/x23PLD8aZs