文科省、「日本型教育の海外展開」採択プロジェクトを決定

日本の教育制度等に対する諸外国からの強い関心を受け、文部科学省では、平成28年度から「日本型教育の海外展開官民協働プラットフォーム」を運営し、日本型教育の海外展開を推進している。今年度の調査研究事業及び応援プロジェクト事業を公募し、採択事業を決定した。

「With/Postコロナにおける日本型教育の海外展開に関する調査研究」は、日本型教育の戦略的海外展開について、特にアフリカにおける潜在的ニーズ国・地域、ニーズの具体的内容を特定し、展開方法等を明らかにすることを目的とした事業だ。同事業については、福井大学による「福井型教育による教育の質改善 日本・アフリカ域内協働展開事業【マラウイを核に、エチオピア、エジプト、南アフリカ、ウガンダを中心としたアフリカ全域】」が採択された。

「日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)応援プロジェクト」は、実際に海外展開を遂行している事業を広く募り、プラットフォームを通じて支援を行うことを目的としている。今年度は、下記の9件が選定された。

・アイ・シー・ネット株式会社
(トルコでの科学実験キットを活用した理科教育改善事業【トルコ】)
・株式会社内田洋行
(コロナで発見! 日本-カンボジア ICT 授業の連携開発【カンボジア】)
・株式会社新興出版社啓林館
(日本型算数・数学による、ICT 教材を活用した算数・数学力向上事業【フィリピン】)
・株式会社スプリックス
(教員向けプラットフォーム「フォレスタネット」のベトナム展開【ベトナム】)
・株式会社すららネット
(スリランカと日本の連携による多様な学びの場創出事業【スリランカ】)
・ミズノ株式会社
(対ベトナム社会主義共和国「初等義務教育・ミズノヘキサスロン運動プログラム導入普及促進事業」【ベトナム】)
・ヤマハ株式会社
(エジプト国初等教育への日本型音楽教育導入事業【エジプト】)
・ヤマハ株式会社
(ブラジル連邦共和国初等教育への日本型器楽教育導入事業【ブラジル】)
・CÔNG TY TNHH LABHOK(英文社名:LabHok Co.,Ltd.)
(ベトナムの学校教育における ICT を活用した学力評価支援事業【ベトナム】)

22.6.28news2

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