リスキリング、認知率向上も「職場では未実施」が7割 民間調査

総合転職エージェント事業を行う株式会社ワークポート(東京都品川区、代表取締役社長 CEO:田村 高広)は、現役ビジネスパーソン563人を対象に「リスキリング」の認知率や実施率のほか、意欲や必要度などに関する意識調査を実施し、その結果を公表した。

調査対象は同社のサービスを利用する20~40代のビジネスパーソンの男女563人。2023年1月24日~1月31日の期間、インターネット調査を行った。

調査ではまずはじめに、対象者全員にリスキリングを知っているか聞いたところ、「言葉も意味も知っている」が32.5%、「意味は知らないが言葉を見聞きしたことがある」が21.0%、「全く知らない」が46.5%となった。

理解するには至っていなくても、「知っている」と答えた人は53.5%となり、同社が2021年9月に当社が実施した同様の調査結果と比較すると24.7ポイント上昇していた。

次に、現在の勤務先(または直近の勤務先)でリスキリング施策を実施しているか聞いた質問では、「はい」13.3%に対し、「いいえ」は71.0%と大多数を占めた。働き手の認知が広がりつつある一方で、実際に取り組む企業はまだまだ少ないことがわかります。

一方で、勤務先ではリスキリング施策を実施されていないと回答した人に、リスキリングが実施される場合の意向を聞いた質問では、「絶対に受けたい」が42.5%、「やや受けたい」が43.8%となり、86.3%の人がリスキリングに前向きであることもわかった。

また、リスキリングを推進している職場は魅力的と感じるかという質問では「とても魅力的」(48.3%)、「やや魅力的」(45.6%)と、大多数のビジネスパーソンがリスキリングを推進する企業に好感を抱くこともわかった。

23.2.16news2

563人のビジネスパーソンへの調査による職場でのリスキリング実施率(株式会社ワークポートのプレスリリースより)