サンダーバード経営大学院、1億人を育成するイニシアチブを発表

世界第1位の経営学修士課程を有するアリゾナ州立大学(ASU)のサンダーバード経営大学院は、2030年までに1億人の学習者を教育し、その能力を高めるというグローバルイニシアチブを発表した。

フランシス&ディオンヌ・ナジャフィ・グローバル・イニシアティブは、アリゾナ州フェニックスの著名な実業家でサンダーバード経営大学院の卒業生であるフランシス・ナジャフィ氏と妻のディオンヌ・ナジャフィ氏からの2,500万ドル(約28億円)に上る寄付によって実現した。

同大学院は、40の異なる言語による世界トップクラスの5つのコースからなるグローバルマネジメントとアントレプレナーシップに関する認定オンラインコースを提供する予定。全世界1億人の学習者のうち、70%が女性と若い女性であると推定されているが、これほど野心的なグローバル高等教育プログラムが開始されたのは初めてだという。このプログラムは全額奨学金で賄われるため、学生の負担はない。

夫妻は「サンダーバードで質の高い教育を受けたことで私たちの人生は変わりました。私たちは質の高い教育を受けられない世界中の人々に、同じように変化する経験を提供したいと思いました」と述べている。

フランシス&ディオンヌ・ナジャフィ・グローバル・イニシアティブは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)4「すべての人に質の高い教育を」を推進するグローバル・イニシアティブで、参加者の70%が女性であることを目標に掲げている。

22.1.24news3

左から/Dr. Sanjeev Khagramサンダーバード経営大学院 学長、Dionne Najafi氏、Francis Najafi氏(サンダーバード経営大学院プレスリリースより)