日本版DBS対応に向け「安全な教え手の行動規範」を策定、グループ塾に導入

学習塾・予備校の事業承継・連続M&Aを推進する教育スタートアップ株式会社トキツカゼは4月1日、子どもの権利保障を専門とする一般社団法人Everybeingとパートナーシップを締結し、子どもの権利と安心を守る「セーフガーディング」の理念を取り入れた「安全な教え手の行動規範」を共同で策定したことを公表した。

画像は株式会社トキツカゼのプレスリリースから

2026年12月に、教育・保育などを提供する場での性暴力を防止し、子どもの心と身体を守るための「こども性暴力防止法」の施行が予定されており、子どもと接する職業に就く者に性犯罪歴がないことを確認する制度「日本版DBS」の導入が全国の学校で進められている。

法制度新設の背景にあるのが「子ども・若者のセーフガーディング」の理念だ。「子ども・若者のセーフガーディング(Safeguarding)」とは、子ども・若者が安心・安全で尊重された環境で過ごし、子どもの権利が侵害されないようにするための考え方と組織的な取り組みを指す。

Everybeingと共同で、こども性暴力防止法(日本版DBS)に対応した独自ポリシーとして策定した「安全な教え手の行動規範」を基に、同社では、今年4月から採用プロセスおよび日々の研修を通じて、グループ全体で行動規範の浸透を図るとともに、事業承継を経てグループインした塾すべてに、教育現場の実態に合わせて設計した包括的・体系的な一連の施策を業務オペレーションに段階的に組み込む形で順次導入していく。

「安全な教え手の行動規範」の施策の例には下記が挙げられている。
・社員・講師・チューターなどの新規採用・契約更新の際には「安全な教え手の行動規範」を熟読して同意するよう義務付けた上で、周知徹底を促すため定期的に研修を実施する。
・密室で講師と2人きりになることがないよう、個別指導や面談は必ず外から中の様子が見える教室・指導スペースにて実施する。
・生徒の安全や尊厳が犯される事態が万が一発生した場合の調査・報告・対応の体制をトキツカゼグループ本部が整備して、生徒・保護者からの相談ホットラインの窓口を各塾内で周知する。

同社では、セーフガーディングの理念に基づき、時代に合わせて教育現場の仕組みをアップデートすることで、塾に子どもを預ける保護者の不安解消に繋がり、グループ傘下の各塾にさらなる信頼が寄せられると見込んでいるとしている。