鳥取県の青翔開智中学校・高等学校がELSAを導入

ELSA は10月1日、青翔開智中学校・高等学校が2024年4月より中学校1年から高校2年生を対象に、AI技術を駆使した話題の発話支援サービス「ELSA Speak」の導入を決定したことを公表した。

ELSA(English Language Speech Assistant)は英語をより正しく、自信を持って話せるようになるためのAIパーソナルコーチアプリ。2015年にGoogleのAI投資部門から出資を受けて以来、100カ国以上の4000万人のユーザーに利用されており、独自の音声認識技術により、学習者は個人のスピーキングの弱み(発音・アクセント・イントネーション・流暢さ・語彙力・文法)を特定し、短期間で改善することができる。

青翔開智中学校・高等学校では、建学の精神である「探究」「共成」「飛躍」のもと将来をデザインするため、その柱として「探究」の授業を教育の中心に据えた6年一貫の教育プログラムを提供。英語科では「教室を超えて、世界と共感しよう」を目標に世界基準の英語力育成を目指してきた。各教科では、「通常」の授業と「探究」の授業をつなぎ、探究活動に活かせるスキルを育成する「探究スキルラーニング」という取り組みを行なっている。

英語の「探究スキルラーニング」でも表現スキルを磨くため、スピーチやプレゼンテーションに数多く取り組んでいる。また、このような取り組みの素地を養うため、中学校1年生ではフォニックスをカリキュラムに取り入れ、発音と文字の関係性を学んでいる。しかし、活動を行うにあたり、授業内という限られた時間の中で1人ひとりの生徒に適切なフィードバックを行うことが難しい状況だった。また、生徒たちも授業外で取り組もうとしても何を手がかりに行えば良いのかわからないという課題感があり、ELSA Speakの検討・導入に至った。

ELSAに取り組む生徒。画像はELSAのプレスリリースから。