京王電鉄、社員2500人を対象に学習プラットフォームを導入

株式会社ライトワークス(本社:東京都千代田区)が開発・提供する学習管理システム(LMS)「CAREERSHIP®(キャリアシップ)」が、京王電鉄株式会社により、社員の学習プラットフォームとして採用された。

京王電鉄の鉄道部門では、「人材管理」と「教材管理」において、自社の課題を解決できるLMSを検討していた。システムの選定にあたっては、スキルを可視化するスキルマップなどの「スキル管理」機能が充実していたことや、教材作成機能の優れたユーザビリティ、LMS導入後の手厚い運用サポートなども含めて総合的に評価され、CAREERSHIP®の採用が決定した。

CAREERSHIP®の導入は、特定の駅やコールセンターなどを中心とした約500名の社員からスタートし、現在は、アルバイト社員を含めた全ての駅の係員など含む約1,500名がCAREERSHIP®を利用。今後、2022年度中には車掌、運転士を加えた2,500人まで利用が拡大する予定だ。

LMSの導入によってeラーニング形式の教育が行えるようになり、これまでの「教育=集合教育」という認識から脱却して、集合教育とeラーニングを使い分けてメリハリのある教育ができるようになった。

また、京王電鉄では、「傾聴力」「問題発見力」など業務に必要な能力を俯瞰的に示した独自の「能力開発マップ」を社内で活用していた。今後、CAREERSHIP®上で作成する「スキルマップ」と組み合わせ、鉄道員としての専門的な能力をより細かい単位で把握できるようにするなど、相乗効果で社員の能力向上を目指すという。

22.5.20news1

Photo by Itachica