民間人材の教育参画を目的とした一般社団法人を設立
中高生向けキャリア探究サービスを運営する株式会社RePlayceと人材育成事業を展開するアルー株式会社は11月27日、東京学芸大学との共同研究の成果を活用し、民間人材の教育参画を目的として一般社団法人民間人材教育参画推進機構(PPTP)を設立することを発表した。
株式会社RePlayceのプレスリリースから。
同時に、子ども達の「質の高い探究的な学び」に伴走できる教員の育成、民間人材の創出に向けた「探究創造コーチ認定制度」の提供を2026年1月より開始する。
「探究創造コーチ」とは、社会に対する児童生徒の興味・関心を喚起し、社会に求められる資質・能力を育む学びに伴走する人材。「社会に開かれた教育課程」を持続可能な形で実現する一助となるよう、教員が質の高い探究的な学び、STEAM教育を実践することを支援する。
「探究創造コーチ認定制度」は、探究創造に必要な基礎知識、および実習を通した実スキルの習得を目指し、よりよい学びに向けて追究を行ったことを認める認定制度。本制度を通じて、多様なバックグラウンドを持つ人材が、子ども達の探究的な学びを支援するために必要なスキルと知見を体系的に習得できる環境を整備していく。
両社は今後の展望として、民間人材教育参画推進機構の設立、および「探究創造コーチ認定制度」を通じて、質の高い探究的な学びを実現できる人材を育成し、教育現場への民間人材の参画を促進していく。これにより、教員の負担軽減と子ども達一人ひとりに寄り添った探究的な学びの実現を目指す。
また、民間企業にとっても、自社の人材が教育に関わることで社会貢献を果たすとともに、人材育成の新たな機会を創出し、教育と産業界の持続可能な連携モデルを構築するとしている。