中高生「未踏ジュニアスーパークリエータ」、2025年度認定者を公開
一般社団法人未踏(所在地:東京都渋谷区)は、独創的なアイデアと卓越した技術を持つ17歳以下のクリエータ向け支援プログラム「未踏ジュニア」を2016年度から毎年実施している。2025年度の「未踏ジュニア」では、採択したプロジェクトを約6ヶ月間にわたって支援し、各クリエータがその成果を発表するイベント「成果報告会」を11月3日に開催した。中でも特に顕著な成果があったと認められたクリエータを「未踏ジュニアスーパークリエータ」として認定し、公式Webサイトより11月30日に公開した。
一般社団法人未踏・プレスリリースより
「未踏ジュニア」立ち上げの背景として、プログラミング教育の普及を背景に、IT技術への高い関心と技能を持つ若い人々が増えており、そういったクリエータをさまざまな角度から支援し、広く活躍できる場を提供する価値が高まっている。こうした中で、25歳未満を対象とした経済産業省所管の独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の人材育成プログラム「未踏IT人材発掘・育成事業」では、起業家・研究者などの突出したIT人材を数多く輩出。一方で、大学や研究室などの環境を活かしてプロジェクト提案書を洗練できる大学生・大学院生に比べ、そうした場を身近に持ちづらい小中高生は、応募件数・採択件数ともに少ないことが課題だった。
そこで一般社団法人未踏では、対象年齢を17歳以下に引き下げたジュニア版の未踏IT人材発掘・育成事業プログラム「未踏ジュニア」を2016年に立ち上げ、ソフトウェアやハードウェアの開発に意気込む若いクリエータを毎年支援している。2018年以降は毎年100件以上の応募が続いており、これまでに120件以上のプロジェクト、150名以上のクリエータを採択・支援してきた。
2025年度は143件の応募の中、以下の15プロジェクトを採択・支援した(採択倍率: 9.53倍)。約6ヶ月の期間、さまざまな支援を得ながら進められた各プロジェクトの成果は、11月に行われた成果報告会で発表された。中でも顕著な成果を残した14名については、「未踏ジュニアスーパークリエータ」として認定。各プロジェクトの詳細については、Webサイト(https://jr.mitou.org/projects/2025)で公開している。