「自分を信じる力」を育む学習塾 集団指導を捨てたことが発展の転機
鹿児島で展開する進学塾MUGENは、創業時の集団指導から脱却し、「教える塾」から「引き出す塾」へと転換。生徒が「自分を信じる力」を高める教育に力を注いでいる。代表の小牧聖氏は、鹿児島大学「稲盛アカデミー」を受講して自社の理念を再構築し、さらなる展開を見据える。
集団一斉指導の限界に気づき、
「教える塾」から「引き出す塾」に
小牧 聖
進学塾MUGENは鹿児島市内で小中学生向けに7校舎、高校生向けの「ハイスクールMUGEN」1校舎に加えて、通信制高校と連携した「MUGEN高等学院」を展開し、年間延べ生徒数は約1万人にのぼる。生徒の学力向上でも着実に成果をあげているが、その学習指導の特徴は、一人ひとりに合わせた個別カリキュラムを提供し、主体的な学びを引き出していることだ。集団指導でも個別指導でもない独自の授業スタイルは、全国的な注目を集めている。
代表の小牧聖氏は他塾の講師を経て独立し、2008年に進学塾MUGENを設立。当初は集団一斉指導を行っていた。
「創業1年目は多くの苦難を経験しましたが、…
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