加賀市とTFJ、教育分野を中心とした包括連携協定を締結

認定特定非営利活動法人Teach For Japan(以下「TFJ」)と石川県加賀市は9月29日、教育分野を中心とした包括連携協定を締結した。TFJは、臨時免許や特別免許の利活用により、教員免許の有無に関わらず独自に選考・研修した人材を学校現場へ教師(フェロー)として配置するフェローシップ・プログラムを実施している。加賀市においては、フェローの配置により学校現場の入職の多軸化を実現し、多様な人材が協働する次世代の学校構築を目指すという。

TFJ代表理事の中原健聡氏は、今回の包括連携協定について、「公教育に子どもが適応しなければならない学校の在り方ではなく、すべての子どもに公教育が適応できる学校をつくっていくことが大切。本協定で実現する加賀市モデルを、日本の教育改革につなげるチャレンジにしていきたい」とコメント。

宮元陸・加賀市長は「TFJの皆様方が入ってきたことによって、『あの学校はこんなに素晴らしくなった』『子どもたちが変わった』という結果として出していくことで、日本の教育を変えていきたい。加賀市から先生の在り方、制度を変えていく挑戦を、TFJの皆様と力を合わせて取り組んでいきたい」と意気込みを語った。

20.09.30news1

包括連携協定の締結を発表した中原健聡・TFJ代表理事(左)、宮元陸・加賀市長