大学院で学ぶ「営業」のスキル。日本で唯一、東京工業大学・MBAクラスで
世間一般には文系のイメージが強い「営業」を、東京工業大学の MBA クラスで教えている北澤孝太郎氏。営業リーダーとしてのキャリアを活かしながら、従来の概念を覆し営業の本質を教える。大卒の多くが就く職種でもあるが、これからの営業のあるべき姿や必要な能力は何だろうか?
日本初にして唯一、営業を学ぶ大学院
北澤 孝太郎(きたざわ・こうたろう)
「今はいいものをつくるだけでは売れない時代です。『売れるもの』をつくるにはどうすればいいのか。それを追究するのが私の授業の目的であり、私が招へいされた理由でもあります」と語るのは、同大大学院特任教授の北澤孝太郎氏。日本初にして、現在も全国の大学院で唯一の「営業の授業」を担当して、今年で7年目になる。
北澤氏はリクルートやソフトバンクで20数年間、営業リーダーとして辣腕をふるった営業戦略・組織のエキスパートだ。丸善執行役員などを経て、外資系コンサル会社へ転身すると、2014年に初の著書『営業部はバカなのか』を上梓。
その著書の過激なタイトルが示すように、営業部門はともすると組織内でネガティブなイメージを持たれやすい。「非合理」「ごり押し」「旧態依然」……そうした偏見がつきまとうのは…
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