山梨大・山梨県・JALら5者、空飛ぶクルマの社会実装に向け連携協定を締結

山梨大学、九州大学、山梨県、日本航空株式会社(JAL)、MS&ADインターリスク総研株式会社の5者は6月9日、空飛ぶクルマの社会実装に向け連携協定を締結した。

パイロットレスの空飛ぶクルマを、地方における新たな交通モードとすべく、無操縦者航空機の社会受容性の向上に向け、共同研究に取り組む。

JALグループで航空機整備を担う株式会社JALエンジニアリングが中心となって、無操縦者航空機の安全性を検証。またMS&ADインターリスク総研が、空飛ぶクルマに対する消費者の意識について調査を行う。その際、九州大が開発した、空飛ぶクルマの社会実装に向けた検討課題を整理した「チェックリスト」を活用する。

一方、山梨県は、空飛ぶクルマを2030年代に開業予定のリニア中央新幹線と組み合わせることで、県内移動の利便性向上を狙っており、上記の取組みにフィールドを提供する。その際、地域性を考慮に入れた交通研究を行ってきた山梨大の知見を活用。山梨における空飛ぶクルマの活用方法と、その際の交通改善効果を明らかにする。

産官学連携により、空飛ぶクルマの社会受容モデルを構築したいとしている。

a78927-377-07299cea4b64a6e9141e62ab8848a096-1478x879_waifu2x_noise0_scale2x締結式の様子。左より、石橋達朗・九州大総長、宮岡拓洋・MS&ADインターリスク総研代表取締役社長、長崎幸太郎・山梨県知事、濱本隆士・JALエンジニアリング代表取締役社長、中村和彦・山梨大学長。山梨県プレスリリースより