案件別に「AI税理士チーム」編成 税理士特化型AIアシスタント「ZeiPilot(ゼイパイロット)」

業界特化型AIソリューションを開発する株式会社Synergy AIは、2026年5月1日、税務・会計プロフェッショナル向けの業界特化型AIアシスタント「ZeiPilot(ゼイパイロット)」の提供を開始した。現在、14日間の無料トライアルも実施されている。

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ZeiPilotは、国際税務、M&A、相続、暗号資産、不動産といった専門領域に特化した20人超のAIエージェントから、案件ごとに最適なAIチームを編成できる。複数のAIエージェントが多角的な視点で議論を行い、税理士の意思決定に必要な判断材料を提示する。これにより、従来は数時間を要していた税務リサーチ業務を最大80%削減することが可能となった。

開発の背景には、専門人材の不足や採用・育成にかかる膨大なコスト、リサーチ業務による付加価値業務の圧迫といった業界共通の課題がある。汎用的なAIでは対応が困難であった税務特有の専門用語や複雑な判例、通達に対しても、各分野に深く特化したAIエージェントを組み合わせることで、精度の高い回答を実現している。

主な特徴として、案件別に20人超のAIスペシャリストからチームを編成できる点が挙げられる。国際税務、M&A、相続・事業承継、暗号資産、不動産税務、税務調査対応、資金調達支援など、広範な領域をカバーする。AIチーム内での議論を通じて、調査官視点での指摘や判例・通達に基づく根拠の裏付けを多角的に行い、税理士の判断を支援する。

また、申告書のドラフトをAIチームがレビューし、記載漏れや矛盾点を自動検出する機能も備える。セキュリティ面では、機密性の高い財務・税務情報を保護するため、最高水準の暗号化と専用環境でのモデル運用を徹底しており、入力データが外部のモデル学習に利用されることはない。

導入を円滑にするため、税務調査対応や相続・事業承継など、典型的な業務シーンに合わせた18種類のプリセットチームが標準搭載されている。Web上での決済にも対応しており、煩雑な手続きを介さず即日導入が可能である。

株式会社Synergy AIは「専門領域に、新しい頭脳を。」というコンセプトを掲げており、今後は設計・エンジニアリング、製造業・品質管理、放送・メディア、マーケティングなど、複数の業界特化型AIプロダクトを順次展開していく計画だ。