東海国立大学機構、ベンチャーキャピタルを設立 ディープテック領域のスタートアップを支援

名古屋大学と岐阜大学を運営する東海国立大学機構は11月1日、ベンチャーキャピタル「株式会社Central Japan Innovation Capital」を設立した。

同機構の出資子会社「株式会社Tokai Innovation Institute」の傘下として、ディープテック領域を中心とするスタートアップに、出資をはじめとした支援を行う。

東海国立大学機構は、名古屋大学においてアントレプレナーシップ教育を全学生に受講可能にしたり、東海地域に拠点を置く複数の機関が共同で実施するスタートアップ支援プロジェクト「Tongali」に同大を参加させたりと、起業支援に力を入れている。しかしこれまでは創業段階での支援にとどまってきた。

そこでベンチャーキャピタルを設立することで、資金調達段階での支援も可能に。シード・アーリー期のスタートアップを中長期的な視点で支えていく。

東海国立大学機構の松尾清一・機構長は、「起業前後一貫してスタートアップを支援できる枠組により、東海地域の地域創成、発展に貢献していきたい」としている。

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