サンゲツと名古屋造形大の産学連携プロジェクト、共同開発製品の販売開始

壁装材や床材、カーテン・椅子生地などの商品企画・開発、販売を手がける株式会社サンゲツ(愛知県名古屋市、代表取締役 社長執行役員:安田 正介)は、学校法人同朋学園 名古屋造形大学(愛知県名古屋市、学長:伊藤 豊嗣)と共同開発したデジタルプリント「ハイグラフィカ」の新デザイン「名古屋造形大学×サンゲツ Academia collaboration」の販売を開始したと発表した。

「ハイグラフィカ」は、壁紙やカーテンといったベース素材に好きなデザインを組み合わせ、デジタルプリントで作成するオーダーメイド商品。

今回の共同開発は、学生が考案したデザインを「ハイグラフィカ」の新デザインとして商品化する取り組みで、2021年5月にスタートした。

開発にあたっては、サンゲツの商品開発担当者が学生のデザインに対してフィードバックするなどの教育支援を行いながら、商品化に向けたリアルな体験を提供した。本プロジェクトには、名古屋造形大学にてグラフィックや建築、インテリアを学ぶ22名の学生が参加し、全38作品の中から、教授と学生、サンゲツ商品開発担当者による投票を経て4作品(配⾊含め12点)が商品化の運びとなった。

同社ではブランド理念「Joy of Design デザインするよろこびを」のもと、新たなデザイン創出に向けた取り組みを行ってきた。同校との産学連携協定締結を通して「ハイグラフィカ」における壁紙・カーテンのデザイン開発を通して学生の自由な発想を活かすとともに、将来、デザイナーを志す学生への教育支援を行うことで、インテリア文化の向上に貢献したいとしている。

22.5.10news1

審査会での学生によるプレゼンテーション(サンゲツのプレスリリースより)