立命館大学 食×経営を研究する大学院「食マネジメント研究科」を新設へ

立命館大学は7月27日、「食マネジメント研究科」をびわこ・くさつキャンパス(滋賀県草津市)に2021年4月に開設すると発表した。マネジメントを中心に食を複合的に研究する大学院は日本初だという。このほど研究科設置届出書を文部科学大臣に提出した。

同大学は2018年4月に「食」をマネジメント・カルチャー・テクノロジーの3領域から学ぶ、「食マネジメント学部」を開設している。大学院新研究科では、(1)食に対する経営・イノベーション、(2)食を通した多文化共生の地域社会づくり、(3)食を通した福祉・健康コーディネーション、の3つを食に関わる社会的重点課題として設定。経済学・経営学の専門的知見を用いて、食に関わる経済活動を研究し、実践的なマネジメント能力を備えた高度専門職業人および研究者を育成していく。

定員は博士課程前期課程20名、博士課程後期課程3名。前期課程修了後の進路としては、食品関連企業、医療福祉、農業、情報産業における開発・研究職やプロジェクトマネジャー、経営者、および行政における食関連政策の企画立案者を想定している。

20.07.28news2