パブリックコメントで住民参画 一人一人が民主主義を支える
人口約2800人の神奈川県唯一の村である清川村において、教育分野をはじめとする行政への住民参画の取組みが始まっている。牽引するのは、2021年5月から清川村議会議員を務める小林大介氏だ。小林氏は住民の声を大切にし、ボトムアップで社会を変えることを目指す。
パブリックコメントを通し、
住民参画の意識を高める
小林 大介
住民が行政に意見を伝える手段の一つとして、パブリックコメントがある。しかし全国の多くの地域と同様に、清川村においても住民のパブリックコメントへの関心は低く、これまで村内で行われたパブリックコメントには0件から数件の意見しか集まらなかった。
清川村議会議員の小林大介氏はこうした状況を打破するために、2023年度より改訂となる清川村教育大綱の案に対するパブリックコメントの募集に合わせて、誰でも参加できるオープンな対話の場を開催。その結果、68件もの意見を集めることに成功した。
「教育大綱は、村の教育の大きな方向性を決めるものです。この議論に少しでも多くの住民を巻き込むことで、…
(※全文:2304 文字 画像:あり)
全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。
※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。